朝起きると雲ひとつ無い天候・・・・・
天候が悪ければ私は登らずに眺めるだけにしておこう!
と思ってましたが、これは登るしかなさそうです^^;
心の中では少しだけ雨が降れば登らなくてもいいのになぁ〜
という弱気な気持ちも潜んでいます
剱岳を眺めるとヘッドライトを付けた登山者が見えました
暗いうちに登り剱岳でご来光もいいかも知れませんね
am5:30 最小限の荷物を持ちテント場を出発です
雪渓を二か所横切り登山口である剣山荘(けんざんそう)へ向かいます


▲朝焼けに染まる剣山荘と剱岳


▲雪渓を二つ越え〜


▲剣山荘と剱岳
今から歩く道が見えています

約20分ほどで剣山荘へ到着しました
ここで靴の紐を締め直し心も引き締め気合いを入れます
am6:00 いよいよ出発です〜
山頂まで行く事が出来るのか不安で一杯です
まずは道幅が広い登山道を緩やかに登って行きます
しばらくするとゴツゴツした岩場が現れてきました


▲剣山荘の前は人で一杯


▲いよいよ出発です!


▲剣山荘が小さくなりました


▲ハクサンフウロとトリカブト

一服剱までは鎖はあるものの三点支持でなんとか登る事が出来ました
おもしろいように高度が上がって行きます
まず第一のピーク一服剱に着きました
ここから前剱を眺めるとあんな場所登れるの?
というほど傾斜がキツい道が続いています
ここから一旦下り前剱に向かって登り返しです
この付近はトリカブトの群生を見る事が出来
緊張した心が少しだけ和みました


▲三点支持で〜


▲トリカブトの横を登って行きます


▲一服剣から眺めた前剱
あそこを登るの^^;

前剱に向かって岩場を登って行きます
まださして危険を感じるほどではありません
am7:20 前剱山頂へ到着です
最悪、ここまでは登ろう!と思っていたので最初の目標達成です
ここでツアー登山の方々が命綱を付け始めたのでますます不安になりました^^;
本当に大丈夫なの?私・・・・・・
でもここまで来たら行くしかありません


▲ますます厳しくなる岩場


▲振り返ると眼下に剣山荘
剱御前・奥大日岳


▲青空とミヤマダイコンソウ


▲前剱山頂
ここからが本当の厳しさが待っていた^^;


▲剱岳山頂と山々〜

小休止後、出発です
ここからが本当の厳しさが待っていた^^;
まずアルミの橋を渡り鎖を伝って横断
強風でも吹こうものならたちまち奈落の底へ真っ逆さまです^^;
下は見ないように慎重に通過


▲第一難関^^;


▲怖くて絶対に下は見ません


▲安心して歩ける場所はごくわずか

第一難関を突破したものの次から次へと鎖場が続きます
平蔵の頭平蔵のコル、息つく暇もありません
弱音を吐きたいのですがこの付近は登りルートと下りルートに
別れていて大渋滞^^;
後ろの人が待っているので怖くて尻ごみする余裕などありません
とにかく進むしかないのです
無我夢中で岩場を通過


平蔵の頭によじ登ります

カニのタテバイ手前まで来ると順番待ちで大渋滞!
登っている光景を見学すると、どうやら最後の一ピッチが難所のようです
特に背が低い女性が苦労されています
どうやら左足から登るとスムーズに登れるようです
いよいよ私の番です
ウエストポーチ等、登るのに邪魔になりそうなものは
すべてザックに入れカニのタテバイに張り付きます
慎重に慎重に登って行きます
最後の難関の一ピッチ!
左足から踏み込むと、なんとか身長にも助けられ
なんとかクリア・・・・・・一安心です〜ふぅ〜っ


▲カニのタテバイ手前は大混雑


▲カニのタテバイ
最後の一歩が難関でした

カニのタテバイをなんとかクリアしホッとしたのも束の間
山頂まで、まだまだ岩場が続きます
浮石に注意しながら進みam9:35 念願の剱岳到着です


▲カニのタテバイを過ぎても
岩場の登りが続きます


▲山頂までもう少し〜


▲念願の剱岳山頂到着です!
うれしいというより下山が不安で顔が引きつっています^^;

山頂からは360度の展望・・・・・・・
遠くに槍ヶ岳が見え大感激です!
先ほどまで富士山も見えていたようですが残念ながら
雲に隠れたようです
山頂ではあちらこちらから登頂の喜びが聞こえてきます
こんなに登頂に湧く山も珍しいのでは〜
それほど剱岳には他の山には無い魅力があるのかも知れません・・・・・


▲山頂から立山・槍ヶ岳方面


▲山頂から鹿島槍ヶ岳方面

360度の展望を楽しんだ後、いよいよ下山です
下山ルートには
カニのヨコバイがあるはず^^;
不安な気持ちで山頂を後にしました・・・・・・

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