■コミ山213m ズッコノ山186m(男木島)
■香川県
■2009年1月3日(土)
■曇りのち晴れ
地図(クリック)

      自宅-コトデン高松築港am8:00-女木島-男木島am8:35
      出発am8:50-灯台am9:20-タンク岩am10:00-展望台am10:25
      ジイの穴am10:30-タンク岩am11:00-コミ山(夫のみ)am11:30
      灯台(昼食)pm0:40-出発pm1:00-男木港pm1:25-豊玉姫神社pm1:30
      ズッコノ山登山口?pm1:50-ズッコノ山山頂pm2:25-鞍部-コミ山山頂pm3:00
      鞍部-ズッコノ山山頂pm3:40-登山口?pm4:00

       
■歩行時間約7時間(休憩・散策含む)
   
今年は娘二人も帰省し珍しく家族全員揃ったお正月となった。
と、言っても長女は友人と会うのが忙しいらしく
殆ど家には居ないし次女は3日からバイトが入っているとの事で
昨日の午後、そそくさと帰ってしまった。
と、いう訳でお正月休みも明日で終わりなので少しは歩かなくっちゃ!
お正月太りが怖い^^;
以前より気になっていた男木島へ行く事にする。
朝、7時過ぎに自宅を出発しコトデン(電車)に乗って高松築港へ....
ここで食料と朝食を買い込み高松港の女木島・男木島乗り場へ向かう
食料を買い込んで行かないと島にはコンビニはおろか食料品店すら無い
am8:00発のフェリーで男木島へ出発!
男木島へは高松港から女木島を経由し約40分の船旅となる。
甲板へ出て写真を写したいが寒くて長居は出来ずすぐ船内へ入る。
am8:35男木島へ到着〜
男木港周辺は埋め立て?されたのか何も無い平坦な広場になっていた
帰りの船の時間を確認し出発〜
まずは男木島灯台へ向かう
豊玉姫神社に向かって左方向へ進む、石垣の間の急勾配の道を進む
結構キツイ....^^;
こんな道を毎日上り下りされている島の方はさぞ足腰が丈夫だろうと思う。
急勾配の道を登り切り集落が途切れる辺りまで来ると道も平坦になり
のんびりと風景を眺めながら歩く.....
道端には水仙やツワブキの群生....ツワブキが咲く時期に来れば
見事だろうなぁ〜


▲船から眺めたサンポート                  ▲男木港が見えて来た

▲フェリーめおん(女木島経由男木島)        ▲いたるところに指導標有り

▲奥に瀬戸大橋が見えますか?

▲海岸沿いのアスファルト道を歩きます  ▲豊島が見えます


▲コバノタツナミソウ                ▲ツワブキの群生

約30分で男木島灯台へ着いた
ここは映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台になった灯台で
(すみません私はどんな映画か見た事がありません)^^;
全国でも珍しい総御影石作りで出来ていて日本の灯台50選にも
選ばれているそうです。
灯台周辺にはキャンプ場有り灯台資料館有りで男木島の観光スポットの一つになっています。


▲男木島灯台と灯台資料館


映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となった男木島灯台

灯台を後にしタンク岩へ向かう....
前回訪れた時(約20年前)には遊歩道なんて無く山道を歩いた記憶が
ありますが今回訪れてみてビックリ!
遊歩道が設置され道端には沢山の水仙まで植えられ
日本一の水仙郷にしようと努力されているようです。
灯台から長い階段を登り約40分でタンク岩へ到着!
タンク岩とは 戦車(タンク)の形に似ていることからタンク岩と呼ばれているとの事です。   
高松指定文化財・天然記念物となっていて下記のような説明板がありました。

■柱状節理と岩海■
 黒色緻密の柱状節理は讃岐岩質オリーブ石玄武岩と呼ばれるもので
 今から500万年前位に噴出したと考えられる。
 この柱状節理の多くは五角柱状であるがまれに六角柱状四角柱状のものもある
 頂上部と通称タンク岩と呼ばれるものの節理はほぼ水平に発達しているが
 東縁のものはほぼ垂直に近い。
 周囲には柱状節理の崩壊物の蓄積した岩海がありその面積は33アールに
 および本県では他に例がない。
 当市ではここ男木島と女木島に見られるのみで玄武岩の柱状節理は珍しい。
                                      高松市教育委員会
少し登ってみるとかなり浮石があり足場は悪い


▲咲き残りのツワブキとスイセン(少し早かったようです....)

▲タンク岩へ向かう.....

▲タンク岩
戦車(タンク)の形に似ていることからタンク岩と呼ばれている。   
 「柱状節理と岩海」の奇石。高松指定文化財・天然記念物



▲桐の実                      ▲タンキリマメ

タンク岩を後にしジイの穴へ向かう.....
道標も沢山あるうえ遊歩道も整備されているので迷う事は無い
タンク岩から約30分で見晴らしのよい展望所に着いた。
ここは東屋もあり休憩するには絶好の場所だ。
ジイの穴は展望所のすぐ近くにあった。
ジイの穴は鬼が島(女木島)から鬼の副大将が逃げ込んだと
言われている場所で約10数名は楽に入る事が出来ます。


▲ヒヨドリジョウゴ

▲ジイの穴
鬼ヶ島で退治された鬼が逃げ込んだといわれる

とりあえず散策はここまでにし今日の目的はコミ山山頂へ行く事!
でも「里山に遊ぶ」によると頂上の三角点へは猛烈なブッシュで歩行は困難!
と書かれている。
確かにどこにも登山口の表示は無い.....
地図を眺めるとタンク岩やジイの穴から登るのが
一番最短距離のようだがジイの穴付近は崖になっていて取り付きが無い
タンク岩まで戻り取り付きを探したがこちらも崖になっていて
私が登れそうな場所は無い。
夫は崖を無理矢理登りどうにか三角点に到着した。
夫が下山するのを待ち灯台で昼食♪
昼食後、予定通りpm2:00の船で帰る為、男木港へ向かう
船の時間まで30分ほどあるので豊玉姫神社へ参拝に行く事にした。
豊玉姫神社は県指定自然記念物であるサイカチの木がある事でも有名です。
残念ながら下調べ不足でどれがサイカチの木か私にはわからず
帰宅後図鑑を調べわかった次第です(^^ゞ
あ〜なさけない....


▲島の道....細くて急勾配

▲豊玉姫神社(安産の神様です)

参拝後、境内から奥へ延びる道がある事を発見!
もしかしてこの道沿いに進むとズッコノ山への取り付きがあるのでは?
船を一便遅らせ(2時の次は5時)探してみる事に.....
標高186mの山なのでどこからでも登ろうと思えば登れそうだが
出来れば道があった方が゛楽゛ですよね〜
取り付き口らしき道があったので登ってみる....
最初はきれいに刈られていたが鉄塔までだった^^;
ここからは乗る予定だった2時発のフェリーが眼下に見えた...
しかし奥を見るとなんとなく道らしきものがあったので強引に進む...


▲豊玉姫神社境内から奥へ延びる道     ▲北側取付口?刈られているのは最初だけ...

▲男木島から見た五剣山と屋島

▲乗る予定だった2時発のフェリー

笹交じりの自然林の中を進む....
道標も赤テープも勿論無し!方向を定めて進むのみだ。
藪の中には石垣が多く残されていて昔は山頂近くまで
人が住んでいた?のが予測される。牧場だったのかも知れません...
取り付きから約30分でズッコノ山のピークらしき場所に着いた。
勿論、展望も山頂表示も無い.....
ここから一度鞍部まで下りコミ山を目指す
相変わらず道のようで道でない場所を進む....
ここからは所々古い黄色のテープがあったので以前は登られていたようです。
コミ山山頂手前には二箇所ほど見晴らしの良い場所があり
ここから眺める大島・五剣山は絶景でした。
pm3:00!やっとコミ山山頂へ到着!ここも展望も何も無し^^;
三角点があるのでかろうじて山頂とわかる程度でした。
さてどこへ下りようかという事になりましたが無難に元来た道を引き返す事にしました。
当然道無き道を進んだわけですから同じ道を通ったかどうかは????
(こういう時に限ってGPSを持って来なかったのです)
取り付きから少し北側へずれた畑へ下りつきました。


▲道無き道を進みます...           ▲石垣が多く残されてました

▲ズッコノ山山頂....多分(^^ゞ          ▲コミ山へ向かって進みます

▲こんなにねじれなくても.....^^;

▲コミ山山頂手前から見た大島・五剣山

▲コミ山山頂213m

頂点へ立つ事無く帰宅予定でしたが、参拝した御利益?か
どうにか二つの山のピークへ立つ事が出来ラッキーでした〜
瀬戸の夕暮れを眺めながらpm5:00発最終フェリーで島を後にした
イバラは痛いし身体中、葉っぱだらけになりましたが思いがけず
楽しい一日になりました。
冬場ならではの楽しみですね......夏は無理^^;
帰宅後、調べてみると灯台へ向かう道を北に進み、家並みが途切れる手前を
東の小道へ入り一番高いところにある家まで登りさらにその先の畑道を進むとある
どうやら鞍部から登る道のようです。
男木島....ズッコノ山といいジイの穴といい名前の由来を調べてみると
おもしろいかも知れません〜


▲もうすぐ夕暮れ.....

▲このフェリーに乗って帰ります

▲おまけ(笑)逃げない猫ちゃん♪


※GPSを忘れたので概念図です!
※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)


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